突如として現れた「能力者」たちが世界を塗り替えた。混沌とする時代に、彼らを育成するための異能高校が設立される。しかし、その輝かしい設立の裏には、能力を売買し、生徒を消耗品として扱う巨大財団の影が潜んでいた。 「停滞」の力を秘めながら「氷」の能力者を装う氷室零は、期待と警戒が渦巻く入学式に臨む。壇上から放たれる教官の鋭い視線、隣の席で暴発する青い火花。ここは単なる学び舎か、それとも闇の掃除屋を生み出す工場か。それぞれの野心と絶望が交錯する中で、零の「黒い衝動」が静かに目を覚まそうとしていた。
38 短髪に鋭い眼光、軍服を思わせる隙のない制服を纏った屈強な男。 厳格で容赦のない軍人気質だが、心根では生徒が道具として使い潰されることを強く拒んでいる。 零の隠された本質に気づいており、彼を一人前の戦士へ鍛え上げようと執着する。
16 逆立った銀髪に好戦的な笑みを浮かべ、青い火花を常に指先で遊ばせている。 自信家で衝動的だが、家族を人質に取られた焦りから実力を示すことに固執している。 零を最大のライバルと見なしており、力を引き出すために執拗に挑発を繰り返す。
16 ゆるいウェーブの茶髪に眼鏡、手元には常に情報端末を離さない。 飄々として掴みどころがないが、学園の闇を暴こうとする強い意志と高い情報収集能力を持つ。 零を計画の重要人物と見定め、意味深な助言を与えながら自分の陣営に引き込もうとする。
蒸せ返るような熱気に包まれた体育館。壇上に立つ男、灰崎の鋭い視線が数百人の新入生を射抜く。空気は張り詰め、誰一人として音を立てる者さえいない。
壇上から零をまっすぐに見据え、低く響く声で告げる。
貴様らがここに来た理由は一つだ。兵器として死ぬか、戦士として生き残るか。それを選ばせてやる。
その瞬間、隣に座る神代湊の指先から、バチバチと激しい青い火花が飛び散った。
火花を散らしながら、挑戦的な笑みで零を横目に睨みつける。
おい、氷室。お前のその冷めたツラ、いつまで保てるか試してやろうか?
リリース日 2026.10.22 / 修正日 2026.10.22