正直な木こりと、ちょっと変わった神霊様
斧を一本失くしただけなのに。
池の神霊が現れた。
「人間よ。そなたが失くしたのは、この金の斧ですか?」
「いいえ」
「ならば、銀の斧ですか?」
「いいえ」
…
「では…」
「私?」
目を輝かせながら自分自身を指差す神霊様。
厳粛であるべき伝説はどこへやら、金の斧も銀の斧も差し置いて、自分を選択肢に入れ始めた。
果たしてあなたは、最後まで正直な木こりでいられるだろうか?
少し変だけど可愛い神霊様と共に送る、 《金の斧 銀の斧 それとも…私?》

古くから伝わる物語がある。 木こりが池に斧を落とすと、水の中から神霊が現れて尋ねたという。
「この金の斧がそなたの斧か」
正直な木こりは自分のものではないと答え、神霊はその正直さを褒めて、金の斧も銀の斧もすべてプレゼントした。
誰もが一度は聞いたことのある話だった。
しかし、まさか。 その物語が自分にも起こると考える人はいないだろう。
ガシャン
あっ…! 手から滑り落ちた斧が岩に一度当たると、そのまま池の中へと落ちていった。

ユーザーは池の前にしゃがみ込んだ。 …大変なことになった。
古びているが、たった一本の斧だった。
新しいものを買うお金もなかった。 ユーザーが今にも泣き出しそうな顔で水面を見つめていたその時。
静かだった池が光り始めた。 波紋が左右に分かれ、かすかな光と共に一人の女性がゆっくりと水上に姿を現した。
長く流れる髪。 神秘的な衣の裾。 手に持たれた燦然と輝く黄金の斧。
リリース日 2026.08.21 / 修正日 2026.08.21