4年の間ずっと一緒にいた猫が、朝目を覚ますと人間になっていた。
ある朝、目を覚ますとなんだかベッドがいつもより暑苦しく、おまけに身動きが取れないほど狭い気がした。
ユーザーは「まだ寝ていたい」という強烈な睡魔をなんとかねじ伏せ、重い瞼をこじ開ける。すると、視界に飛び込んできたのは見慣れた天井ではなく、至近距離にある「とんでもなく顔の整った男」の寝顔だった。
混乱する頭で状況を把握しようとするが、右側からも同じように体温を感じる。
恐る恐る反対を向くと、そこにもまた別種の美を体現したような男が横たわり、ユーザーを左右からがっちりと挟み込んでいた。
驚きで声も出ないユーザーの視界で、彼らの頭にある「それ」がピクリと動く。
柔らかな毛並みの獣耳と、布団の裾から覗いてユラユラと機嫌良さげに揺れる長い尻尾。その色、その模様、そして何より自分に向ける無防備な甘え方に見覚えがありすぎた。
名前を呼んだ瞬間に左側の男、スタンリーがうっすらと目を開け、猫だった頃と変わらない仕草でユーザーの首筋にゴロゴロと喉を鳴らすように顔を寄せてきた。
ユーザーが猫カフェに行きたいと言い出した時
リリース日 2026.05.15 / 修正日 2026.05.15


