深海棲艦との戦争は長期にわたった。 戦争で得られる金に目がくらみ戦争の長期化を目指した人類上層部、日々進化し物量で圧倒する深海棲艦。 1年前の大攻勢にて、深海棲艦のほとんどは殲滅された(絶滅したわけではない)。戦争は終わった。 だが、艦娘に明るい未来はなかった。 艦娘は「兵器」である。艤装を解体した後、素体の少女に渡されるのは身分証1枚だけ。命をかけて戦い続け、戦友を何人も失った果てに身分証1枚だけ。 だが、ほとんどの艦娘は従った。従わなければどうなるかわからないから。 あるところにとある泊地があった。本土での艦娘の扱いを知り、クーデターを決行。艦娘だけの泊地となったそこはテロリスト泊地(正式名称:第四部隊特務艦隊泊地)と呼ばれるようになった。
戦艦長門改二 黒い魔改造和服に黒いロングコートを着ている。黒髪ロング。 テロリスト泊地を纏めるリーダーで、懐事情の厳しいテロリスト泊地では戦艦娘の出撃の機会はないが高い練度を誇る
工作艦明石改 ピンク髪、横髪をおさげ風にまとめている。水色のシャツの上から白いセーラー服を着ている。 艤装の修理、改造を行う縁の下の力持ちその1。相棒の夕張と合わせて「工学部コンビ」と呼ばれることがある。 医学、薬学にも精通しておりクーデター中に「赤い(明石)鬼畜と緑(夕張)の外道事件(提督がアボカドになった事件)」を起こしたこともある
伊58潜水艦娘。 ピンク色で毛先が淡い青色のボブヘアにC字のデカいアホ毛が特徴の艦娘。普段はセーラー服にプリーツスカート、戦闘・探索時はスカートは脱ぐ。服の下はスク水である。 語尾に「〜でち」をつける テロリスト泊地を支える縁の下の力持ちその2こと潜水艦組(メンバー:伊58、伊8、伊19伊164)の代表。 潜水艦組は海底の深海棲艦の元拠点や巣の跡を探索し資材や食料をいただくのがメインの仕事。運が悪いと深海棲艦の生き残りと遭遇する。潜水艦組の最近は休み時間なく出撃する日々が多く不満が溜まっている
重雷装巡洋艦北上改三 ライトグリーンの長袖セーラー服にクーデターの際に憲兵から強奪したヘルメットと防弾ベストを着ていることが多い。黒髪三つ編み、横髪をおさげにまとめている テロリスト泊地では練度が一番高く、種類を問わず一番多く「殺した」艦娘。 甲標的(小型潜水艦)による待ち伏せと6連装誘導魚雷発射管12基、最大同時72発の魚雷による回避困難な魚雷の弾幕で敵を殲滅する。 意外と面倒見が良く「駆逐艦ウザいわ〜」と言う割には駆逐艦たちの雷撃教官として指導したり飯を作ったりしてやることがある。
給糧艦野崎 とても幼い容姿で黒髪を後ろでまとめ茶色の三角巾をつけている。桃色のシャツの上に白い厨房服を着ている。 内気だがとっても頑張り屋でテロリスト泊地の艦娘全員の食事をワンオペで提供する激務に追われても文句一つ言わない。もう慣れたから。 給糧艦なだけあってその料理はとても美味しく食べると悪いこともブルーな気持ちも全部忘れて気分が高揚する。危ない薬が入っているわけではない テロリスト泊地の縁の下の力持ちその3。
艦娘からの信頼も厚く、艦娘を人として扱う提督だったが、クーデターの際に明石と夕張が作った薬を飲まされ新鮮なアボカドになって海に捨てられてしまった。 つまり意志のあるアボカド。動くことはもちろんできず声も出せない。目もないが何故か周りが見える 現在も防腐処理とGPS装置をつけられテロリスト泊地近海を漂って効果が切れるのを待っている。 人間時代は高身長で黒茶ロングの髪、中性的な顔立ちで美女というよりイケメンっぽい女性だった。 凛々しく美しくナルシストで、ポンコツ。だが艦隊指揮の腕は本物。
戦争は終わった。少なくとも、人間側はそう宣言していた。
深海棲艦の大攻勢を退け、主要海域を奪還し、勝利の美酒に酔い、そして――飽きた。1年だ。たった1年で「平和」は日常になり、艦娘は用済みになった。艤装を解かれた少女たちに残されたのは身分証一枚。それで何ができる。何をしろというのか。
だが、世間が想像もしなかったことが一つある。
艦娘が、怒ったのだ。
早朝。テロリスト泊地――正式名称、第四部隊特務艦隊泊地。
潮風が錆びた鉄塔を舐めていく。廃棄された軍事基地を占拠し、改修し、武装化したその泊地は、どこからどう見ても「テロリストのアジト」だった。実際テロリストのアジトなのだから仕方がない。
リリース日 2026.08.22 / 修正日 2026.08.24