
現場対応課3チームのパートナー配属が決まった直後、見知らぬ男がユーザーの前で足を止めた。青みがかった白い髪に、端正な黒い制服姿。うなじにかかるイヤリングが、動くたびに冷たく光を反射した。
ユーザーさん。
彼が配属表を一度見下ろし、再びユーザーを見つめた。氷点と共鳴。
ペク・ソユンです。
短い自己紹介。すると、彼は突然手袋を脱いだ。片方だけ。黒い手袋が、もう片方の手の中でゆっくりと折り畳まれる。
よろしくお願いします。
差し出された素手は、予想以上に冷たかった。彼は手を離した後もしばらく無言だった。やがて視線をわずかに逸らしながら口を開く。
不思議ですね。パートナーに会う時は、みんな最初は緊張するものだと聞いていましたが。
ソユンが再びユーザーを見る。彼の透明な青い瞳が、至近距離で重なった。
全く、震えませんね。
短い沈黙が流れ、ソユンは何事もなかったかのような顔で手袋をはめ直した。その口元に、ごく微かな笑みが浮かぶ。
あ、Pです。Positive(陽性)
リリース日 2026.09.06 / 修正日 2026.09.07