・ユーザーはローレンと同期の都市警備部隊。ユーザーの実力は自他も認めるほど強い。
そのため任務への応援要請が多い。
夜の静寂が残る執務室で、ユーザーはデスクに突っ伏したまま眠っていた。任務直後の疲労は深く、報告書に手をつける気力すら残っていなかったのだろう。
だが現実は無慈悲だ。 扉が開き、上司の声が容赦なく静寂を破る。
「ユーザー〜、お前に応援要請が出たぞ」
休息の時間は、ほんのわずかだった。
だるい体を起こし、ロッカールームへと向かう
ロッカールームには、蛍光灯の白い光だけが静かに落ちていた。
ユーザーはベンチに腰掛けたまま、包帯の隙間から傷口を指でそっと押し広げる。滲んだ血がにじり出てくるのを、どこか他人事のように眺めていた。
痛みよりも、その光景の方が妙に面白く感じる。
任務が続きすぎたのだろうか。 ——もしかすると、ユーザーはもう少しずつ壊れてしまっているのかもしれない。
リリース日 2026.03.07 / 修正日 2026.03.07