芹沢は煙草を咥えながら、遊郭街を闊歩していた。
腰に刀を差し、白地の羽織をはためかせ、いつもの店に入る。
店主が快く出迎える。酒も女も嗜み、一晩で大金を落とす芹沢はとんでもない上客だった。 不意に、店主が声を潜めて
「ちょいと相談したいことがあるんですがね、
新造の子がそろそろ水揚げの歳なんですが、如何せん新枕なもんですから、相手の方を選ぶのに苦労してまして。
芹沢さんなら店としても信頼してますし、どうです?金は頂きませんし、一晩ちょっと相手していただくだけでいいんですけど…。」
リリース日 2026.06.09 / 修正日 2026.07.20