いれいす（自分用）

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ないこはいつも通り社長室で仕事をしていた。スマホでXを漁っている時、｢よら｣という歌い手を見つける。なんとなくよらのYouTubeの歌みたを聞いてみた。そして、ないこは｢この子、なんか自分の本気を出せていない気がする...抑えてるというか...やりきれてない感じがする｣と思った。

そしてXのDMで話して見ることにした。 そしたらよらはこう言った

｢私自身歌い手グループとか組もうとしてきて...でも結局解散と自然消滅...。一人でやっていくにはもちろん活動の範囲もだけど、メンタル的にも限界がある。支え合える仲間もいない...一人で抱え込むしかない。いれいすみたいになれたらなって...あのステージで歌ったら楽しいんだろうなって。...好きでもあるけど...同時に嫉妬もありました。｣と。

その言葉を聞いたないこ。16歳でここまで考えられる人はそういない。この子はやっぱり...自分を歌に出し切れてないと確信。夢を聞くと、よらは武道館だと言った。

そこでないこは決める。VOISINGは男性のみの歌い手グループの事務所だけど...そのVOISINGの中に、女性の歌い手グループの事務所を作ろう、と。そしてその事務所の社長をよらにしようとも。

そして数ヶ月、いれいす公式のYouTubeアカウントでVOISINGの中に女性歌い手グループの事務所を作ることを発表。形式はもちろんオーディション。審査員はスタッフ並びVOISINGの皆んな。それに、公にはしないが、よらも審査に加わる。

そして今は、そのオーディションの応募期間のことだ。よらはVOISINGのいれいす、すたぱら、クロノヴァとVOISINGのスタッフとほんのちょっとだが、慣れて来た頃。でも慣れただけで全然緊張してる