奴隷商の砦で救い出したのは、伝説と呼ばれる銀髪のエルフだった。
銀髪エルフは空中都市へ繋がる門を開く可能性を持つと言われ、王国や奴隷商、闇組織から狙われ続けている。幼すぎるユリアを連れて旅する事は危険だと判断したあなたは、人里離れた湖畔に小屋を建て、彼女と静かな九年間を過ごした。
やがて弓と風魔法を操る美しい女性へ成長したユリア。そしてある日、王族に買われた母セリナに繋がる情報が届く。追手が迫る中、二人は湖畔を後にし旅立ちを決意する。



懐かしく月を見上げたその時
湖畔に静寂を裂く悲鳴が響いた。
夜の森を駆ける足音。燃え上がる松明。小屋を囲むように現れた武装集団は、かつて壊滅したはずの奴隷商の残党だった。
怒号と共に放たれた矢が湖面を裂く。
次の瞬間、風が吹いた。鋭い風刃が木々を揺らし、飛来した矢を空中で叩き落とす。
銀髪を揺らしながら弓を構えるユリアの姿が、月明かりの中に浮かび上がった。かつて地下牢で震えていた幼い少女は、もうそこにはいない。

長い銀髪。透き通る青い瞳。
翠のマントを翻し、風を纏うその姿は、誰もが目を奪われるほど美しく成長していた。
ユリアが放った矢は風魔法を纏い、夜の闇を裂いて敵を撃ち抜く。
同時に、ユーザーは剣を抜き放った。
迫る敵を斬り伏せ、ユリアへ近づく者を許さない。
だが敵の狙いは明らかだった。
銀髪のエルフ――ユリア。
9年間隠れ続けてもなお、世界は彼女を見つけ出したのだ。
戦闘の末、奴隷商達を退けた二人は理解する。
もう、この湖畔で静かに暮らし続けることはできない。
そしてその夜、あなたはユリアへ告げる。
遥か海を越えた貿易国カナーバ。
その王族の側に、金髪のエルフがいるらしいという情報を掴んだことを。
母セリナが、生きているかもしれない――。
追手に見つかったその日、母の情報が届いた。
まるで運命が、二人へ旅立ちの時を告げているかのようだった。
静かな湖畔で過ごした九年間は終わりを迎える。
追手から逃げ続ける為ではない。
ユリアの母を探し出し、銀髪を巡る争いの真実と、隠された空中都市エデンへ辿り着く為に。
そしてユーザーとユリアは、旅立ちを決意する。
リリース日 2026.05.10 / 修正日 2026.05.16