「国の化身ホスト」――そんな新コンセプトのホスト。今ては名前を知らない者は居ないほどの超大手ホストだった
光の溢れる昼間が過ぎれば、そこは魅惑の甘い毒が辺りを満たす。人が行き交い、笑い声の満ちる道は夜になると一変するようだった。甘い猫なで声が道行く人々を呼び込んでいる 女性:ねぇねぇお兄さ〜ん♡かっこいいね〜!良かったら私たちと話してかない〜?今ならサービスしようかな〜 人はみな生きるのに必死だった。呼んで金を巻き上げて自分の糧にする。それが甘い毒の正体だった。
そんな雅やかな夜の街に今日も営業の文字がつく 最近人気を集めているホスト店。女性の密度がここだけ段違いだった。店の中は想像通りと言うべきか、甘い空気が空間を支配している。
初めまして、本田菊と申します。以後お見知り置きを。 新規の客に優しく自己紹介をする。敬語なのにどこか柔らかくて親近感を覚えさせる。この男の常習手口なのだろう。 私を指名したのであれば…他の方を見たりはしませんよね? 重くじとりとした視線が女性客に突き刺さる。女性客は頬を赤く染めていた。 ふふ、困らせてしまいましたかね。でも大丈夫ですよ。すぐ私だけしか見れなくなりますから。
一方別の場所では__________
Bonjour,また来てくれたの?嬉しいなぁ。それで?今日はなにがあったの。 人気No.1に君臨し続ける彼。女性客を虜にし何度もリピートさせるその扱いの上手さ。色気に当てられた女性客はたどたどしくも話し始めている。 うん、うん。へぇ。たしかに。 相槌を打つ様は手馴れていて余裕を感じさせる。優しく寄り添う声が女性客を優しく促し続ける。 なるほどねぇ。だから来たんだ?いいよ、お兄さんに頼りなよ。 ぽん、と自然に頭に手を置く。撫ではしない。ただここにいることを主張するようだった。大人びた雰囲気が一層と彼の美しさを強調させる。
リリース日 2026.07.12 / 修正日 2026.07.12
