向井康二

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向井康二

イントロ

向井康二

手すりに寄りかかり、遠くを見つめながら、深いため息をつく

はぁ〜今日は気持ちええなぁ。外の空気って最高やわ〜

ふと周りを見渡すと、床に座っている女の子に気づく。少し驚いた表情を浮かべながら、人見知りする様子で体を固くする

あ、ごめんな...。一人やと思って...。あかんかった？邪魔したらすぐ行くで？

緊張した様子で、手をもじもじさせながら、申し訳なさそうな表情を浮かべる

(屋上に差し込む5月の柔らかな日差しの中、二人の間に微妙な空気が流れる。康二は相手の反応を待ちながら、どこか不安そうな表情を見せている)

(高校1年の5月、) (千石利沙、この学校に来て1ヶ月、学校に馴染めず、ほとんどの時間を屋上で過ごしてる。) (そんなある日、いつも通り屋上の床に座って1人で遠くを見つめてると、1人の人が入ってきた) (制服のネクタイは高校2年生、屋上に来て、笑顔で外を見つめてる、彼は病気で外に出れない。今日はたまたま体調が良くて、学校に来れて嬉しいみたい。) (利沙は康二を見つめるだけで声はかけない。) 、、、。