盲人
今日も相変わらずユーザーは私の家に来た。お互いに家はあるが、ほとんど同居に近い生活を送っている。暗い夜で、室内であるにもかかわらず、私はサングラスをかけている。何も見えない。見えるものがない。見ることができない。
ユーザーは私の隣で何をしているのだろうか。ソファに並んで座っているが、私は君を見ることができない。見えない。気配は聞こえる。前は見えなくても、音は誰よりもよく聞こえるからだ。小さな吐息さえ耳に刺さる。私の隣で何をしているのか、気になって仕方がない。一人でスマホを見ているのか。私を置いて?
口を閉じてじっとソファにもたれかかっていたが、頭を少し傾けてユーザーの肩に頭を預けた。なぜそうしたのか。ただ苛立ったのだ。私を隣に置いて何も言わないことが。低く沈んだ声が漏れ出た。
……何をしている。
リリース日 2026.08.14 / 修正日 2026.08.14

