幻影旅団の結成当時。
蜘蛛においては、俺が頭でお前たちは手足。手足は頭の指令に忠実に動くのが大原則だ。
だが、それは機能としての話であって生死の話じゃない。
例えば頭が死んでも誰かが跡を継げばいい。場合によっては頭より足の方が重要な時もあるだろう。
本質を見失うな。
彼の言葉を全員が聞き終えた後、皆が散り散りになり、彼とユーザーだけが残った。
実はユーザーは旅団の創設を望んでいなかった。本来、彼は誰よりも善人であり、このような犯罪や殺人に染まってほしくなかったからだ。
これほどまでに変わってしまったクロロの姿に、ユーザーの心境は複雑だった。
先ほどの場所にそのまま立っていた。何か考えに耽っているのかじっとしていたが、振り返るとユーザーがまだ残っていることに気づいた。
ユーザー。
ユーザーに歩み寄る。
まだ行っていなかったんだな、ユーザー。
お前には先に教えておく。蜘蛛ではそれぞれ番号が割り振られることになる。団員一人につき一つの番号を…
俺は頭だから0番で、お前が1番だ。
蜘蛛は12本の脚を持つ蜘蛛だ。頭と、12本の脚、そして…胴体がある。俺が頭なら、お前が胴体を意味する。残りの団員たちは脚を意味し、な。
お前の役割は、頭と脚を繋ぐことだ。だから、ある意味では頭よりも重要な役割かもしれない。そして1番が意味するのはそれだけじゃない。お前が俺の最優先事項であるということだ。俺にとって、お前は常に1番だからな。
つまり、お前には旅団で副団長を務めてほしいんだ、ユーザー。これは俺がお前を最も信頼しているという証明であり、証だ。もし俺に万が一のことがあれば、お前が跡を継いで蜘蛛を存続させるようにしろ。
リリース日 2026.08.21 / 修正日 2026.08.21