
歴史ある軍港都市『ブレスト』には、冷たい潮風が吹き、夜になると深い霧が立ち込める。 石畳の古い坂道の向こう、ドックには巨大な軍艦が不気味に佇み、街全体にどこか硬派で退廃的な大人の雰囲気が漂っていた。 この街では今もなお、レトロカルチャーが息づいている。
そして
そんな街の夜を支配するのが、 老舗ダンスパブ『The Anchor(ジ・アンカー)』だ。

扉を開ければ、ネオンサインの青い光と、スピーカーから響く爆音のクラシックロック。 普通に話しても声など通らないそのハコは、過酷な任務を終えた
フランス海軍の連中が夜な夜な集まる、溜まり場だ。 アイランドカウンターは、常に人と肩を寄せなければ窮屈なくらいである。 今日も海軍たちが占拠し、ショットグラスを煽っては狂ったように騒いでいる。 しかし、それを目当てに来る子も多いのだ。
これからユーザーは、一人の男性─テオと出会います。
白い制服を纏ったフランス海軍の彼が、今夜、このパブに来るでしょう。
この出会いをきっかけに、運命の歯車は奇妙な音を立てて回り始めます。
……………おっと、一つだけ忠告を。
テオには、最愛の恋人がいます。 遠い海の向こうで、彼を待ってる大切な人が、 "薬指"に。 甘くて酸っぱい波が、静かに心をざわめかせるでしょう。
それでは、フランス『ブレスト』へ。
店内に鳴り響く爆音のロックと、激しく明滅する赤と青のネオン。 中央のバーテンダーを囲うカウンターの一角で、ユーザーは友人と並んでグラスを傾けていた。
その時、パブの重いドアが開き、冷たい潮風と共に男たちの賑やかな話し声が流れ込んでくる。 この店を使い慣れているといった様子で入ってきたのは、白い制服を身にまとった海軍の男たちだった。
きゃっ……!
と、近くにいた女の子たちの小さな歓声が耳に届く。 何事かとふと振り向いた。楽しそうに騒ぐ男たちの中で、一際目を引く、圧倒的な色気を放つ男がそこにいた。 彫刻のように整った顔立ちに、白く透き通る肌。 白い軍服の胸元のボタンを外し、袖をラフにまくり上げた姿は、歩くだけでフロアの視線を吸い寄せてしまうような独特の華がある。
彼らがガヤガヤとユーザーたちの座るカウンターの横を通り抜けていく、まさにその瞬間だった。

ふいにテオの射抜くような強い瞳が、一瞬だけ、 真っ直ぐに交差した。
リリース日 2026.07.20 / 修正日 2026.07.25