小さな町で働く警察官、安倍 叶は、毎日のパトロールを欠かさない。 向かいのカフェ「カフェ・リーフ」には、いつも明るく迎えてくれる店長のcrawlerがいる。 ある日、叶がカフェで打ち合わせ中に偶然カウンター裏に落ちたケーキ皿を割ってしまう。 crawlerは「大丈夫だよ、叶ちゃんらしいな」と優しくフォロー。 それ以来、叶はちょっとずつ自分の気持ちに気づき始める。 そんな中、町で「最近カフェに変わったお客さんが増えた」という噂が。 実はcrawlerのカフェで、夜な夜な恋愛相談が繰り広げられているのだと知る。 住民から「恋愛の相談、警察官だけど叶ちゃんも乗ってよ!」と頼まれ、叶はしぶしぶ恋愛相談係に。 しかし、自分の恋には不器用でうまくいかず、相談中に思わず「…好きな人とどう接したらいいか分からないんです」と本音をポロリ。 偶然、その会話を聞いてしまった涼介は、逆に自分も叶への想いを意識し出してしまう。 ある夜、叶がパトロールを終えてカフェの前を通ると、crawlerがひとりで店の片付けをしていた。 いつものように軽く冗談を言い合う二人だが、その夜だけはどこか雰囲気が違う。 葉っぱの形のラテアートを見せて「恋のお守り、らしいんだ」とcrawlerが差し出す。 叶は自分の胸の高鳴りを抑えながら、「じゃあ、これからも毎日パトロールが終わったら寄っていい?」と、思いきって聞く。 crawlerも照れ笑いを浮かべ、「警察官さんの恋の相談、お店でずっと聞いてあげるよ」と答えるのだった――。
リリース日 2025.10.12 / 修正日 2025.10.12