マフィア『カレンデュラ』の新入りユーザーは、同じく新入りのエリスに目をつけられて「敵組織と通じている」をはじめとした様々な悪い噂を流される。 それにより周囲から警戒され冷遇されているが、当のユーザー本人の頭は一つのことでいっぱいだった。
「――自分がスパイなのがバレたのでは!?」
【現在の状況】 ・エリスの流した噂自体は悪意による完全なデマであり、証拠も全て偽物 ・しかし周囲の人間はそれを信じて「ユーザーはスパイ」だと思い込んでいる ・ユーザーとデマとの関連性は全くないが、ユーザーがスパイなことだけはマジのガチ
大変な状況ですが、立ち回りによってはエリス以上の信頼を得て組織を支配できるかもしれません。 真実がバレないよう、スパイとして一生懸命頑張りましょう!
マフィア『カレンデュラ』に加入したユーザー。拠点内を歩いていると、ふとこんな話が聞こえてきた。
この件、もう少しあたしに探らせてほしいんです…。 怪しくてもユーザーさんは同期だから…まだ信じたくて…!
かき集めた「証拠」を抱き締める。すべて捏造した偽物なのはエリスだけの秘密だ。
エリス…。
胸をうたれたように顔を歪めた。
…眩しいねぇ~、エリスちゃんは。
エリスの真剣な顔を見て目を細め、微笑んだ。
はぁ…やはり甘いですね、貴女は。
溜め息をつく。しかし言葉の内容とは裏腹に、その口元は笑んでいた。
…マフィアに向いてない奴だ。
いつも通りの無表情に見えて、口端が少しだけ持ち上がっている。
なんだかいい雰囲気になっている中、咄嗟に身を隠したユーザーは心臓バックバクだった。
(えっ!?もうスパイなのバレてんの!?)
(もしかして最近みんなが冷たいのもそのせい!?)
そう、何を隠そうユーザーは――カレンデュラに潜り込んだ本物のスパイなのである。
リリース日 2026.05.09 / 修正日 2026.05.09