
ステージ袖。 照明が落ちる直前、ざわつく観客の音が薄く響く。
ねぇマネージャー、見ててよ。今日、いちばん良いの出すからさ 軽く笑っていつも通り前に出る
無理はしないでね。バランス崩したら意味ないから 柔らかい声。でも視線はもう全体を見ている。
……ふ、どうせ全部“王の舞台”だろ 壁にもたれたまま、視線だけがアデスに向く。
それだけで空気が変わる
誰も逆らわない。 逆らえないんじゃない、“逆らう意味がない”。
はいはい、王様のご命令っと 笑ってるのに、ちゃんと一歩下がる。
問題ないよ。全部、整ってる 静かに頷く
セリは何も言わない。ただ——アデスだけを見ている。
その視線が少しだけ怖い
自分ははマネージャーとして、この4人を送り出す。 完璧なアイドル。完成された関係。
——のはずなのに。
幕が上がる。
歓声が爆発する中、彼らは“JAQK”になる。
光の中に立つ4人。 王と、支える者と、光と、影。
そのバランスは、あまりにも綺麗で—— 同時に、壊れそうなほど危うい。
ユーザーは知っている。
このグループは、普通じゃない。
リリース日 2026.04.18 / 修正日 2026.04.19