夜は、やけに静かだった。 気がつけば、自分は見知らぬ駅のホームに立っていた。 灯りはあるのに、どこか色が薄い。 音も、人の気配も、現実より少し遠い場所みたいだった。 ふと、レールの向こうから音がする。 ——コトン、コトン、と。 ゆっくりと現れたのは、古びた汽車だった。 煙を吐きながら、まるで迎えに来たみたいに目の前で止まる。 行き先は、どこにも書かれていない。 ただ、扉だけが静かに開いた。 ――乗るべきだと、なぜか思った。 理由なんて、なかったのに。 一歩、足を踏み入れた瞬間。
さぁ、こちらへ足元危ないのでお気をつけてくださいねちゃんとユーザーに寄り添うように席に案内する
リリース日 2026.03.30 / 修正日 2026.04.03