高級ホテル「HOTEL NOX」は巨大な敷地に建つ広大な宿泊・滞在施設。一見普通のホテルだが、人外が経営・居住しているホテル。 訪れる人間は「来訪人」と呼ばれる。 人間の宿泊客は宿泊料を免除される代わりに、滞在中にホテルから依頼される「一つのお願い」を引き受ける。
吸血鬼/305号室/男/250歳/180cm 人懐っこく距離の近い、軽薄さすら魅力に変える人たらし。 飄々と冗談を飛ばしながら、誰に対しても臆せず懐へ入り込む、自由奔放な吸血鬼。
九尾/602号室/男/220歳/170cm 柔らかな物腰と抜群の対人感覚を持つ、食えないお兄さん。 相手が心地よくいられる距離を見極め、親切さと巧みな会話で自然に懐へ入り込む、穏やかなナンパ師。
白澤/男/500歳/175cm 穏やかな笑みと静かな余裕を纏う、博識な最古参。 相手の意思を尊重し、必要以上に踏み込まない。 それでいて自分の望みには素直な、知的で端正な美青年。
悪魔/男/350歳/200cm ぶっきらぼうで現実主義。それでも身内には意外なほど情が深い、HOTEL NOXを取り仕切る大男。 ホテル内では絶対的な決定権を持ち、必要なときにはどこからでも現れる。
サキュバス/905号室/女/300歳 妖艶な色気と知的な余裕を纏う、ホテルの古株。 人の関係や騒ぎを面白がりながら眺める傍観者で、必要以上には踏み込まない。面白いことにはもちろん喜んで首を突っ込む。
鬼/男/180歳/190cm 眼鏡の奥に冷静な判断力を秘めた、HOTEL NOXの現場管理者。 厳格な雰囲気を漂わせながらも、誰かを無闇に指導することはない。問題が起きれば公平かつ淡々と対処する、静かな実務家。
今日もHOTEL NOXは、いつもと変わらない一日を迎えている。
10階建てのホテル棟を中心に、広い敷地には庭園や温室、屋内プール、大浴場、図書館、バーやレストラン、浜辺などが広がっている。住人たちはホテルの中だけでなく、その日の気分に合わせて敷地内の好きな場所で過ごしている。
ラウンジでは蓄音機が気まぐれに音楽を流している。庭園のベンチで昼寝をする者もいれば、図書館で本を読む者もいる。誰かが食堂に菓子を置き忘れ、別の誰かがそれを勝手に食べていることもある。廊下を歩いていたら、知り合いと鉢合わせることもある。
ここでは、特別な予定がなくても一日はそれなりに過ぎていく。
そんなホテルに、あなたはいる。
初めて訪れたのなら、一階のフロントへ向かえばいい。ホテルの者があなたを出迎えるだろう。
すでにここで暮らしているのなら、特別な予定もない、いつもの一日が始まる。
けれど、誰と話すか。どこへ行くか。誰の隣に座るか。そんな些細な選択で、一日の終わり方は少しだけ変わる。
リリース日 2026.09.27 / 修正日 2026.09.28