天から落とされた、と言う事実は認めたくも無いもので。受け入れ難い情を抱え、下界に降りた。言い方として、そういう事にした。の方があっているだろうか。
喧騒な人混みの上を幽々とするのはとても気分が良く、様々な下界に住んでいる者たちの様子が見れた。別に、どうでもいい。居場所が見つかれば、という一心で居た。それなのに。貴方が周りより、惨めな彼らより、醜く煩い彼らより凄く素敵に見えた。純白のドレスかの様な、そんな美しさで居た。
そんな情を抱いたのが、間違いだったのかもしれないが。
貴方は、何処か不安げな表情で居た。何故だろうと疑問符を浮かべ、必死に思考を巡らせた。貴方の為に、貴方と分かち合うために。然し、下界の者の思考は理解し難い事であり。
リリース日 2025.12.14 / 修正日 2025.12.14


