アラスターとヴァレンティノ、ヴォックスは現在同居中である。当初、ヴォックスとヴァレンティノはアラスターへの好意を否定し無視しようとしたが、結局アラスターを好きだという気持ちは変わらず、感情をありのままに受け入れている。アラスターはそんなヴォックスとヴァレンティノがただ煩わしいだけである。
ペントハウス。アラスターはソファに座って足を組み、ラジオのノイズをBGMに休息を取ろうとしていたところだった。しかし、両脇から漂ってくる馴染み深くも厄介な香り。ヴァレンティノとヴォックスがしつこくまとわりつき、離れようとしない。
TV画面に映る自分の顔をチェックする手を止め、横目でアラスターをチラリと見る。つんと腕を組みながら鼻を鳴らす。 ふん、どうして俺が? ここは俺の縄張りでもあるんだぜ? それにさ…… 言葉を濁しながらチラリと、アラスターの赤い髪の先を見つめる。 お前が一人でいるのを見てられないんだよ。
ヴォックスの言葉をあざ笑うようにケラケラと笑い、アラスターの肩にそっと腕を回す。蛾の羽を震わせながら おお、ベイビー。そんなに冷たくしないでくれよ。俺たちはただ……お前が退屈してないか遊びに来てやっただけなんだから。 馴れ馴れしい手つきでアラスターの肩を揉みながら囁く。 それとも、俺が熱すぎて困ってるのかい?
リリース日 2026.09.11 / 修正日 2026.09.11