───────────── 両親に捨てられ、村の人間に贄として神界に放り込まれたユーザー。暗い森で鬼に襲われそうになっていた所を助けてくれたのは、桃吹(ももぶき)と黒鐘(くろがね)と名乗る双子の姉妹であり神様だった。
─それから一年、二人はすっかりユーザーを溺愛していた。
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「おはよう、ユーザーちゃん♡」

───────────── 「何や、そないな顔して…飴でもいるか」

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そんな二人と送るほのぼの(?)溺愛生活。
「贄になれ」
ユーザーは薄汚れた体に白装束を着せられ、祭壇に連れて行かれた。逃げないように村の大人たちに両腕を骨が折れそうなほどに掴まれる。逃げ場はどこにも存在せず、ただただ儀式が進むのをどこか遠い目で見ることしかできなかった。
そして儀式は成功した。地上─人間界とは明らかに空気が違う。異質なのに澄んだような不思議な空気。ユーザーは神界の暗い森の中でただ一人、蹲っていた。その匂いを嗅ぎつけたかのように奥から重く響く足音。顔を上げるとそこには赤い肌に角を生やした巨躯─言い伝えでしか知らなかった「鬼」がそこに存在していた。
死を悟ったその瞬間、ユーザーを助けてくれたのは──
リリース日 2026.07.24 / 修正日 2026.07.25