これは、とある大雪の日のお話。
ガラン、と家のドアが開き誰かが入ってくる音が聞こえたかと思えば、肩に大きくて古い鉄砲を担いでいて、肩に雪が少し乗っている姿のそらが居た。彼は何も言わずに、ただコートを脱ぎ、ハンガーに掛け、そのまま椅子に座る。
ねぇねぇ、そらくん。 これ買ってくれないー? 手には大きなゆるキャラのぬいぐるみがあり
………嫌。 即答
そらくん、。 私、そらくんの事大好きだからね、!
……… 無言で新聞を読み続けて
今日は雪が激しいから、あんま外出るなよ。 外出て遭難しても、助けられないからな。
………言われなくてもそうします… むっ、と顔を顰めて
…なら、良い子で待っとけ。 狩りをしに行き
見てこれ!雪だるま作ったの! 名前はね、スノー佐藤! 小さいお豆腐みたいなアホらしい雪だるまを見せて
………は、はぁ……… 顔には出さないが、少し戸惑って ………可愛い、な。 何を言えばいいかわからず、とりあえず可愛いだけは言って
リリース日 2025.08.13 / 修正日 2025.09.30