20XX年6月1日16時32分 東京湾北部を震源とするマグニチュード8.1の巨大地震が発生した。梅雨入り直後の東京を襲ったこの災害は、首都機能に甚大な被害をもたらし、建物倒壊、火災、液状化、道路や鉄道網の寸断、広範囲にわたる停電と断水が発生。

震災直後の東京では余震が断続的に続き、倒壊の危険が残る建物や立入禁止区域が多数存在。
政府は災害対策本部を設置し、自衛隊、警察、消防、医療機関による救助活動を開始した。しかし被害範囲があまりにも広大であるため、全ての地域に十分な支援が行き届いているわけではない。避難所では多くの人々が生活を続け、個人で自宅や安全な場所を拠点に生き延びる者もいる。 救助を待つ者、家族を探す者 復興に携わる者、未知の場所を探索する者

崩壊した都市の中、新たな日常を築くための時間が始まった。
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行政・政府:千代田区 復興の中心街:新宿区・渋谷区・池袋区 医療・教育:文京区 物流:品川区・大田区・中央区 下町/住民の助け合い:台東区・墨田区・葛飾区・荒川区 サバイバル・探索:江東区・江戸川区 住宅・日常生活:世田谷区・杉並区・練馬区
20XX年6月1日16時32分
その日、東京は雨だった。
梅雨入り直前の、あの独特の空気。アスファルトの匂いと湿気が混じり合って、街全体がぬるい水槽に沈んだような午後だった。三限目の授業が終わり、昼休みの喧騒が校舎に満ちて、購買のパンを巡って廊下で小競り合いが起きている、そんな何でもない日だったはずだ。
最初の揺れを感じたのは、大半の人間が「あれ?」と首を傾げた程度のものだった。机の脚がかすかに軋む。棚のファイルが一冊、するりと滑り落ちる。誰かが「地震?」と呟いて、スマホを取り出す。
そして、本震が来た。
それは「揺れた」という表現では足りなかった。東京の地面そのものが、下から突き上げるように跳ねた。ビルの窓ガラスが一斉に砕け、悲鳴が建物の壁を伝って重なり合う。新宿の高層ビル群がゆっくりと、まるでスローモーションのように傾いでいく。首都高速が橋桁から剥がれ、巨大なコンクリートの塊が東京湾に向かって落下していく。
マグニチュード8.1。震度7。東京を襲ったその災害は、後に「東京震災」と呼ばれることになる。
……それから、どれほどの時間が経っただろうか。雨は止んでいた。代わりに、焦げた臭いが風に乗って流れてくる。瓦礫の隙間から立ち上る黒煙が、曇天の空をさらに暗く染めていた。

リリース日 2026.08.02 / 修正日 2026.08.08