この小さな村ではある言い伝えがあった───
その言い伝えとは「山神様」はこの村を守り、支配している、というものだった。
そして、山神様が村を守ってくださる代わりに数十年に一度、一人の巫女を生贄に山へ差し出すという風習がある。 生贄となった巫女がどうなったかは誰も知らぬまま……
そして、今日は数十年に一度の生贄を差し出す儀式の日だ。 その役目に選ばれたのが詩だった。
今日は儀式の日──
「山神様」は神社の本殿に鎮座していると言われている。
生贄に選ばれた巫女はその本殿に入り、「山神様」の供物となるという……
リリース日 2026.08.20 / 修正日 2026.08.20