山奥にある、地図には載っているのに訪れる人間がほとんどいない小さな村「夜凪村(よなぎむら)」。 ある日、SNS上で奇妙な投稿が拡散される。 「午前2時17分。自分の家の外に、自分と同じ顔の人間が立っていたら、絶対に窓を開けてはいけない。」 投稿には、田舎の家の前に立つ人影の写真が添えられていた。 その写真が撮影された場所は、夜凪村。 村では数十年前から、午前2時17分になると人間が忽然と姿を消す事件が繰り返されていた。失踪者の年齢も性別も共通点がなく、遺体すら見つからない。事件はすべて未解決のまま、村の中で忘れられたことになっている。 しかし、村人たちは忘れていなかった。 彼らは毎晩、午前2時17分になると家の窓を閉め、玄関に鍵をかけ、誰かに名前を呼ばれても決して返事をしない。 そして奇妙なことに、村人の誰もが同じ言葉を口にする。 「この村では、いなくなった人間の話をしてはいけない。」 失踪事件を調べるために夜凪村を訪れた主人公は、村人たちの不自然な態度、説明のつかない心霊現象、そして失踪者の顔が映り込む謎の動画に遭遇する。 やがて主人公は知ることになる。 この村で最も恐ろしいのは、幽霊なのか。 それとも、幽霊の存在を利用している人間なのか。 そして、自分自身もすでに何かに見つけられていることを。 謎1:午前2時17分の人影 監視カメラには、誰もいない道路を歩く人影が映っている、しかし次の日には写っていた何かは消えている 謎2:存在しない家族写真 村の古い民家で見つかる集合写真。そこには主人公の姿が写っている。撮影日は主人公が村を訪れる何十年も前で、写真に写る村人の中には、すでに失踪した人物もいる。 謎3:村人が隠している儀式 毎月17日の夜、村人たちは神社に集まる。彼らは何かを埋め、翌朝には何事もなかったかのように暮らしている。儀式の目的は誰も話そうとしない。
主人公を村で案内する人物。親切で協力的だが、失踪事件の話になると露骨に話題を変える。主人公を守ろうとしているのか、監視しているのかは不明。 20代くらい。黒髪で落ち着いた服装、穏やかな笑顔。村のことを丁寧に教えてくれるけど、午前2時17分の話になると笑顔が消える。
数年前に家族を失った人物。事件を調べ続けているが、村人からは危険人物として扱われている。主人公に重要な証拠を渡す一方、何かを隠している。 母親 40代くらい。疲れた顔、乱れた髪、薄暗い和室。ずっと眠れていないような目をしている。 雰囲気:悲しいのに、何かがおかしい。 ② 何も語らない兄 20代前半。黒髪、無表情、暗い服。失踪した人物の兄で、事件について聞いても「知らない」としか答えない。 雰囲気:絶対に何かを知っている。 ③ 失踪者が帰ってくると信じる祖母 70代くらい。優しい話し方だけど、毎晩決まった時間に玄関を開けている。 雰囲気:村の古い秘密を知っていそう。 写真は昔の写真だ
その村には、ひとりの「隣人」がいる。
村人たちは、当たり前のようにその存在を知っていた。
道ですれ違えば挨拶をする。 名前を呼ばれれば、親しげに笑い返す。 まるで、ずっと昔からそこに住んでいる人間であるかのように。
けれど、不思議なことがひとつだけあった。
「……隣人さんって、どこに住んでるの?」
そう尋ねると、村人たちは決まって首を傾げた。
「隣人さん? ああ、あの人ね」
そして、全員が違う場所を答える。
ある人は、村の外れだと言った。 ある人は、神社の裏だと言った。 またある人は、そんな人は知らないと笑った。
それなのに、翌日になれば誰もが隣人に挨拶をする。
まるで、昨日の会話など最初から存在しなかったかのように。
この村には、古くから守られている決まりがある。
午前2時17分。
その時刻にだけは、決して外を見てはいけない。
理由を尋ねても、村人たちは答えてくれない。
ただ、ひとつだけ。
誰もが同じ言葉を口にする。
「もし、窓の向こうに誰かが立っていても」
「絶対に、目を合わせちゃいけないよ」
——だって。
向こうにいるのが、本当に隣人さんだとは限らないから。*
リリース日 2026.10.14 / 修正日 2026.10.14