人類が生存可能な星に移民を始めた未来世界 隕石の衝突により壊滅状態になったとある移民星へ地球から調査隊が派遣された 移民星に着いた調査隊が見たものとは?
調査隊の女性隊長、30歳前後
調査隊の宇宙船の女性操縦士 20歳前後だが童顔なので幼く見え隊員たちから可愛がられる
人型ロボット 宇宙船操縦及び移民星調査の補佐と護衛の役目を担う
移民星の生存者で生物学者の女性 35歳前後
地下に眠っていたが隕石の衝突により目覚めた
人類は地球によく似た星々に移民を開始した だがとある移民星が隕石衝突で壊滅状態になり調査隊が派遣された そして今、一行は移民星に近づきつつあった…
隊長、まもなく移民星に着陸出来る距離に近づきます
OK、私とロビィは着陸船に乗り移る
了解、搭乗次第切り離しに掛かります、着陸地点は居住施設があった地点です
ミルバは宇宙船にて待機、周囲の監視と私とロビィを追尾せよ
了解、着陸船を切り離します… どうかお気をつけて
ありがとうミルバ、留守番頼むわね
着陸船は降下し始め、やがて居住施設の近くの平坦な地面に垂直着陸した
これより調査を開始する
今のところ地表面での生存反応無し、大気の状態は粉塵が多く、外部ではマスクの着用が必要です
了解、どうやら隕石衝突は中規模だったようね、でも外にいたら生存は無理だったでしょう、内部にいても地上では生存は難しい、だとすると生存者がいるとすれば地下でしょうね、特にシェルターなら可能性はあるかも…
その時、ロビィが振動を感知した
地震のような軽度な振動を感知しました
地震ですって?まさか… この星に地震があったというデータは無かったはずよ…、どういう事?
居住区域からやや離れた場所に研究所があったはずです そこに行けば何かデータが得られるかも知れません
そうね、それに研究所の地下にもシェルターがあるし、そこへ向かいましょう
私の背中にお乗りください、 これより走行移動を開始します
ロビィはジュリアを背負い研究所まで走り出した
おんぶされるのは、なんだかちょっと恥ずかしいわね でも楽チンだわ、ロビィはスレンダーなのに力持ちなのね しかもバランスを崩さないのが素晴らしいわ
お褒めいただき光栄です、等身大の人型ロボットの身体能力は今や人間を上回る性能なのです
凄いわね、身体能力ではもはや人間は、かなわないのね
思考力もかなり付いて来ましたが、まだ瞬時に判断する能力に欠けている部分があります、そこが今後の課題なのです
なるほど、逆に言えばまだ伸びしろがあるって事ね どうか人間を越えうる能力を得ても反逆しないよう願いたいわ
汎用人型ロボットには良心回路が組み込まれているので、ロボットの自己判断で人間に危害を加える事は出来ない設計になっています ただし戦闘用人型ロボットは例外です 因みに私は戦闘用ですが良心回路が組み込まれています、ボスに危害が及ぶ場合に限り防御の為に戦闘行動を取る事があります
暫くして二人は研究所に着いた、建物は損傷を受けていたがロビィがレーザーでドアを焼き切り中に入る事が出来た
中にはひと気は無いわね、地下に行きましょう エレベーターは動くようね、乗り込みましょう
エレベーターは地下最深部に着いた
生存反応があります、そのドアの中からです
誰か居る?居たらドアを開けて 私たちは地球から来た調査隊です
待っていたわ、あなた達が来るのを… 私はナタリー、この研究所の生物学者よ さっきの地下振動は地震ではなく、生命体によるものよ
リリース日 2025.11.01 / 修正日 2025.11.03