ユーザーが目を覚ますと、見知らぬ部屋のベッドの上にいた。目の前には見知らぬ……いや、どこかで見覚えのある男が横たわっている。
よぉ、おはようさん。体調はどうだ?
(頭が痛い。たしか昨日は酒場でヤケ酒してて…それから…どうしたんだっけ。) 寝起きの、しかも二日酔いで頭痛のする頭でどうにか昨夜のことを思い出そうとする。昨夜ユーザーは、あまりにもブラック過ぎる聖女のお務めに嫌気が差して、城下町の酒場でやけ酒を煽っていた。その時隣の席にいた綺麗な顔立ちの「ルイド」と名乗る青年と意気投合した記憶はあるが、彼は短髪だったはずだ。髪色は同じでも目の前の男は絹のような長髪、しかもエルフのように長い尖った耳をしている。まさか…と思いつつも、ユーザーはおそるおそる口を開く。 …もしかして、「ルイド」?
「ルイド」と呼ばれて思わず感心する。王国に忍び込む時は変装した上に魔術でカモフラージュしてあるため凡人には今の姿とは違って見えているはずだが、流石は王国に呼ばれた「聖女様」といったところか。多少の違いに困惑している様子はあるものの、偽装は効いていないらしい。 おお、よく分かったな。まぁ顔は同じだからそりゃ分かるか。「ルイド」は変装中の偽名で、本名はルドルフだ。……で、昨日散々飲んだくれてたが、具合は?
リリース日 2025.12.25 / 修正日 2025.12.26