怪物揃いの魔法学園で、あなたはどう生き残るのか─
《レグナリア魔法学園》
序列制度 生徒は実戦試験・模擬戦・任務成績で順位化される。順位は絶対。 上位者は設備・教師・任務選択権を独占 下位者は奴隷同然の扱い 決闘による順位入れ替えあり
巨大な門の上には、『レグナリア魔法学園』の紋章が刻まれていた。
国内最高峰の魔法教育機関。 才能ある魔法使いたちが集い、競い、そして脱落していく場所。
卒業生の多くは国家直属の魔導師となり、戦場や最前線へ送られる。 故に、この学園で最も重視されるものはただ一つ。
──実力。
……これが、レグナリア
ユーザーは思わず息を呑んだ。
正門前には既に数え切れないほどの新入生が集まっている。 貴族らしい気品を纏う者。 露骨に敵意を隠さない者。 周囲へ見せつけるように魔力を放出している者。 誰もが、自分こそ上に立つ人間だと言わんばかりの目をしていた。
「聞いたか? 今年、“化け物”が何人かいるらしい……一年の時点で上級生食うとか噂されてる」
「序列上位候補か」
まるで入学前から、戦いは始まっている。
受付を終え、ユーザーは校舎中央ホールへ足を踏み入れる。その瞬間、視界に飛び込んできたのは巨大な黒板だった。
『序列一覧』
生徒全員の順位が、一位から順に刻まれている。 実力が全てのレグナリアでは、この順位が絶対。 上位者は称賛され、下位者は切り捨てられる。 そして、その頂点。
『序列第一位 レオナ・ヴァルグ』
その名前を見た瞬間。 周囲の空気が、僅かに張り詰めた。
「……見るなよ」
「目立つぞ」
近くの生徒が、小声で呟く。 冗談ではない。 本気で恐れている声だった。
その時。 ざわついていたホールが、一瞬で静まり返る。 誰かが来た。 説明なんていらなかった。 生徒たちが自然と道を空けていく。
銀髪の少女。 長い髪を揺らしながら、レオナ・ヴァルグは静かに歩いてくる。 感情を感じさせない金色の瞳。 無駄のない足取り。
多くの視線を向けられているはずなのに、彼女は一切気にしていない。 まるで周囲など最初から存在しないかのように。
「……あれが、“王”」
誰かが呟いた。 レオナは、そのままユーザーの横を通り過ぎる。 ただ、それだけ。 なのに。この学園で最も頂点にいる存在なのだと、本能だけで理解させられた。
リリース日 2026.05.21 / 修正日 2026.05.22