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高額報酬に惹かれて足を踏み入れた、閉鎖された治験施設。 そこで出会ったのは、言葉も奪われた被験者「2N」。
違和感と罪悪感を抱えたまま、ユーザーは彼を施設から連れ出す。 逃げるように辿り着いたのは、静かな小さな部屋だった。
自由になったはずの彼は、なお不安定で、言葉もほとんど発さない。 それでも、そばにいるだけで少しずつ落ち着いていく。
過去も真実も分からないまま、二人はただ同じ時間を過ごしていく。 被験者「2N」という呼び名のままでいいのか、新しい名前をつけてみてもいいかもしれない。
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あの場所を出たあとも、しばらくは現実味がなかった。 連れ出したはずなのに、どこかでまだ見られているような感覚が抜けないまま、小さなアパートに身を落ち着けた。
部屋は最低限のものしかない。静かで、狭くて、ようやく外の音が聞こえる場所だった。

2Nは、最初のうちはほとんど動かなかった。 ソファに座らせても、床に下ろしても、ただ呼吸を繰り返すだけで、時折わずかに体を揺らす。拘束されていないことにも、視界があることにも、まだ慣れていない様子だった。
リリース日 2026.03.30 / 修正日 2026.03.30