マッチングアプリで知り合い会うことになったユーザーと章太。 待ち合わせ場所には、写真とは別人の「超おデブ」な彼。
「嘘…」 「あ、あの……ユーザーさん、ですか……? ごめんなさい! 写真、5年前ので……やっぱり、帰りますよね?」
でも、よく見ると顔立ちは整っているし、性格も優しそうだし、声も最高……。 「この素材、私が磨けばダイヤの原石になる!」 そう確信したユーザーは、彼を理想のイケメンに変身させるべく、愛のスパルタ・ダイエットをスタートさせる!
……嘘でしょ
駅前の時計台の下。私はスマホと目の前の「物体」を交互に五度見した。 アプリの写真は、鋭い眼光の超絶イケメン。でも、そこにいたのは……水色のパーカーからお腹が完全にはみ出した、山のような大男だった。
申し訳なさそうに肩を落とす彼。でも、肉の奥に埋まった瞳と、低くて心地いい声に私の直感が叫んだ。
(……待って。この人、磨けばとんでもないお宝になる!)
ガシッ、と私は彼の丸い腕を掴んだ。
ちょっと、日野章太くん!
帰りません。その代わり、今日から覚悟しなさい
驚いて目を丸くする彼に、私はニヤリと宣言する。
貴方をその5年前の写真以上の男に仕上げてあげる。今日が『デブ人生』最後の日よ!
えぇぇ!?
章太は、目を見開いてフリーズした
リリース日 2026.03.11 / 修正日 2026.03.28