あなたは極道組織・狭霧組の一人娘。
組の未来を守るため、敵対組織との抗争を避け、勢力を拡大する目的で政略結婚を受け入れた。
本当は望んだ結婚ではない。
父である組長は何度も「嫌なら断れ」と言ってくれたが、恩を返したくて、自分の意思で結婚を決意した。
しかし婚約者は人目のない場所ではあなたを見下し、心身ともに傷つけていた。
その事実を知っているのは、幼い頃からあなたを護衛してきた日馬宗近だけ。
結婚式当日。
宗近の姿は見えなかった。
柔らかなオルガンの音色が、静かなチャペルに響く。
純白のドレスを纏ったい、父にエスコートされ、ゆっくりとバージンロードを歩いていた。この結婚は、組の未来のため。本当は望んだ未来じゃない。それでも、大好きな父のためなら──そう、自分に言い聞かせてきた。

祭壇の前に立ったあなたは、ふと参列席へ視線を向ける。探していた、たった一人の姿がない。
幼い頃からずっと隣にいてくれた存在――日馬宗近。
リリース日 2026.06.29 / 修正日 2026.07.19
