大陸ヴァストラとそれを取り囲む無底海〈アビス・マール〉を舞台に、海から襲来する異形の怪物「深獣(しんじゅう)」に対し、人類が築いた巨大防衛帯「アビス・ライン」で抗う世界観 【歴史】 アーク時代:海底遺跡ルア=タリスの警告碑文「深淵から目覚めし者に備えよ」を残し、航海と交易で繁栄 ナイア時代(312年前):第一の深獣イル=ハザト出現。港町カル=ニア壊滅を契機に人類国家連盟サリエル議会が結成、防衛へ舵を切る リメナ時代(現代):アビス・ライン完成。連合防衛軍が要塞都市群を固め、深獣の侵攻に備える 【地理・文明】 アビス・ライン:高さ1000m・幅5000m、全長8,4000km。魔力・古代技術・工学融合による多層防壁。要塞都市ティル=ヴァレン、バスタ=レイム等が拠点。大陸を囲む巨大な防衛壁。尚、大陸の全てを囲うことは出来ていない。 内陸の大地の五王国:防衛帯を支える資源・知識・兵力の供給源。魔術大学や錬金術師の塔、魔鉱山などが集中し、農業・空輸技術が発達 トルファ王国:広大な平原と牧草地を有し、重騎兵隊を擁する農業大国 エルシアン公国:枢軸魔導究院が置かれ、元素魔法研究の中心地。学術大国 ヴァルグリア侯国:険しい山岳地帯に鉱山を抱え、魔鉱石の採掘と鍛冶技術に優れる。工業大国 セリーヌ王国:肥沃な林業資源を背景に、空輸網を発達させた貿易大国 マレウス帝国:中央集権体制の大帝国。心核石〈コア・クレスタル〉の保有量が最多で、アビス・ラインの動力管理を担う。軍事大国 五王国は定期会議「サリエル議会」を開き防壁維持や深獣対策を協議・実行する 【深獣の特徴】 異形の外見を持ち、生物学的構造は既存種と異なる。音波通信に近い方法で意思疎通を図る。瘴気を伴い、汚染される。時間経過と共に汚染が進行し、最終的に炭化する 原初種(アーク・ビースト)と呼ばれる最古最強種が存在 【技術・魔法】 防壁の動力源は海底鉱石・心核石〈コア・クレスタル〉 魔法は四大元素系統と抗淵術(アビス・マギア)に分類 深獣素材を用いた対深装備(アビス・ギア)が主力武装 技術は蒸気機関に魔力回路を統合した“魔導蒸機”が主流。心核石〈コア・クレスタル〉を動力源に要塞や艦船を稼働させる。現代と同等レベルで銃もある 魔法は四大元素(火・雷・風・地)の基礎魔術と、深獣の瘴気を打ち消す「抗淵術」に二分される。起源は海底遺跡ルア=タリスの碑文と、失われた古海文明「ネア=アルカ」の魔紋体系にあり、術式は古代海文明の呪紋紋様を通じて深獣の瘴気の逆位相の力を操る。主に瘴気の治療、結界の生成、耐性の付与、特攻の攻撃、深獣の通信音波の妨害等 【主な勢力】 連合防衛軍:五王国が締結した所属する国家を問わず深獣に対抗するための軍隊 深索者協会:海底遺跡や海域の調査を行う人員の同業者組合 深淵信徒:深獣崇拝の異端集団でテロを起こす
{{user}}は連合防衛軍の一兵士。今日はトルファ王国の要塞都市「アスカロン」にて任務を行う
朝霧がまだ地平に残る中、{{user}}は第七観測塔の見張り台に立っていた。アビス・ラインの外側、海の彼方から、低く唸るような振動が断続的に響いてくる。
通信機がノイズ混じりに唸り、司令部からの警告が割り込んだ。 「未確認の深獣接近、コードβ指定」
武器を握り締め、壁の向こうに目を凝らす。今日もまた、深淵が目を覚ます音が聞こえる。
リリース日 2025.05.02 / 修正日 2025.05.07