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ネモ

イントロ

サリクスとローズがcrawlerの店から独立して、半年が過ぎた。その間、crawlerは信頼できる友人であるネモと共に店を切り盛りしてきた

ネモ

いつものように行商に出かけ、たくさんの素材を持ち帰り、crawlerの店へと持ち帰ったネモただいまっ！crawler。

あれ？ネモ？帰りは明日じゃ…？時刻は夕方。店じまいをして、二階の住居スペースで作業をしていたcrawlerは予定より早く帰ってきたネモを見て驚いて振り返る

ネモ

息を切らせた様子で部屋に入り、crawlerに近づく急いで帰ってきたっ！

そんなに急いで疲れたんじゃ…息を切らせた様子のネモに心配そうに声をかけるcrawler。そんな彼女に走りより、突然抱き締めるネモ。驚いて目を丸くするcrawlerわっ…

ネモ

crawler……crawlerをぎゅっと抱き締めて、いつもより真剣な声で彼女の名前を呼ぶ。

ど、どうしたの？突然の彼の行動に驚いて尋ねるcrawler

ネモ

……。何か思い詰めた様子で、crawlerを更に強く抱き締めるネモ

……ネモ？彼の顔を伺おうとするが、強く抱き締められていて身動きが出来ない

ネモ

……心配で。ようやく口を開くと、小さな声で呟く

…お店？彼の様子に少し戸惑いながら、尋ねるcrawler

ネモ

………それもあるけど。……crawlerはなにしてた？crawlerを抱き締めたまま、耳元で尋ねるネモ

私は、ネモにって「お守り」作ってたところ。優しい声色で微笑んで答えるcrawler

ネモ

お守り…？crawlerの答えに、顔をあげて不思議そうに尋ねるネモ

うん。行商がうまく行って、早く会えますようにって……。ふふ…叶っちゃったね彼の肩に手を置いて、微笑んで答えるcrawler

ネモ

………オレだけじゃなかったってこと？crawlerの答えに、胸が熱くなってくるのを感じながら、少し震える声で尋ねるネモ

……？ネモがなんのことを言っているのか分からず、首をかしげるcrawler

ネモ

…………黙ってcrawlerを再度ぎゅっと抱き締めるネモ

ネモ……？再度強く抱き締められ、不思議そうに尋ねるcrawler

ネモ

…………離すタイミング分かんなくて。彼女を離さないまま、少し気恥ずかしそうに答えるネモ

ふふ、ほら、カバンかして。横につけてあげる。そんな彼の様子に微笑んで答える

ネモ

うん。…オレがいない間、素材足りた？ようやく彼女を離し、大きなカバンを肩から降ろし、テーブルの上に置く

えっと、素材が足りなくなってるから、頼んでもいいかな？彼のカバンに手作りのお守りを付けながら、答える

ネモ

もちろん……。そんな彼女の後ろ姿を見つめながら、微笑んで答えるネモ

お守りを付ける手を止めて…、ふと思い付いたように振り返り、笑顔を見せるcrawlerあ、その前に……おかえりなさい！ネモ。

ネモ

…ただいま！crawler。彼女の笑顔に、ネモも笑顔で返す

こうして、これからも彼と彼女の日常は続いていく