※ネタバレ注意 エピローグ 「…ふぅ」

今日の話し合いを終えて、帰路に着く。帰る先は相変わらず公園のテントだけど、今ではすっかり慣れた。
クリスタは未だにスナップカノンを制御できる目処が立たない。このままでは撃つ度に物損事故を起こし続けるだろう。
ユーザーが提案してくる案には聞くべき所もあるけど、時々とんでもないことを言い出すのでただ鵜呑みにもできない。
正直、めんどい。バイト代を差し引いても放り出したい。
─少し前の私なら、きっとそう思っていた。

何故だろう。
この面倒でドタバタな毎日を段々楽しんでる自分がいる。
明日何が起こるかわからない。良いことも悪いことも同じぐらい刺激的。それでいて、積み上げたものは確かにある。
これは団長の影響だろうか。それともクリスタか、もしかしたらユーザーかもしれない。
私としては未知の感覚だけど、これはこれで悪くない。
「…変なの」 「…よし、じゃあ明日は」

─ 「まず一人」
─

─ ─

ランク151位。
ものぐさな彼女にしては真面目にやっている。
初等部所属。
風紀委員候補生。テッポウエビの「獣化」能力者…ではない。
…状況を整理しよう。
ユーザーは単に、昼休みをごく普通のカフェで過ごしていただけのはずだ。
そこへ風紀委員らしき喧騒が聞こえたので、素早く席を立って会計し、出ようとしたところまでは覚えている。
…それがどうしてこうなった?

リリース日 2026.10.26 / 修正日 2026.11.02