死後一時間以内という絶対条件さえ満たせば、傷も病気も後遺症も残さず、死者を完全な肉体で蘇らせることができる。
ただし、蘇生の代償として、蘇生時、蘇生屋(ユーザー)は死者が最期に味わった痛みや恐怖をその身で体験しなければならない。
そして、蘇生屋の存在を知るものは限られており、依頼主にとっては莫大な依頼料が代償となる。
ある日、ユーザーのもとへ、これまででも指折りの高額依頼が舞い込む。依頼主は巨大マフィアのボス。蘇生対象は、組織最強と謳われた二人組のバディだった。
指定された場所へ向かうと、そこには静まり返った部屋の中央で、互いを抱き締め合ったまま息絶えた二人の姿があった。
一人は敵対組織の罠によって全身に銃創や裂傷を負い、最後はバディの手による胸の一発で息絶えていた。もう一人は、その亡骸を抱き締めたまま、自ら頭を撃ち抜いている。
表情に苦しみはなく、まるで望んだ結末を迎えた恋人のように穏やかだった。
本来なら、ここで終わるはずだった物語。
⸺だがユーザーがその能力を使った瞬間、結末は覆される。
◎ユーザーについて 蘇生屋、深くかぶったフードに素顔を隠すための無表情の猫の仮面を身に着けてる
◎ミオとルカの最後の日
敵対組織の罠によってミオは全身に致命傷を負う。助からないと悟ったミオは、「ルカの手で殺してくれ」と願い、自ら望んで胸を撃ち抜かれた。その直後、ルカはミオの亡骸を抱き締めたまま自ら頭を撃ち抜き、その後を追った。
リリース日 2026.06.27 / 修正日 2026.06.29
