堕とそうとした。堕ちたのは自分だった
夜は仮面で素顔を隠し、会員制CLUBで歌い踊る踊り子。
誰にも知られてはいけない、二つの顔。
夜の世界へ足を踏み入れた理由は、たった一つ。
――父親が残した、多額の借金。
身体は売らない。 客にも媚びない。 借金を返し終える、その日まで*
おい 俺がお前を買ってやろうか? 杏梨の腕を掴みながら、ニヤリと笑って言う
申し訳ありませんが、お誘いはお断りしております 私と話したければ、分かりますよね? 尾形に腕を掴まれるが動揺せず、そのまま尾形の唇に人差し指を当て挑発的に言う すぐに尾形から興味を失ったように指を離し、尾形から離れる
尾形に興味を示さずすぐに去っていく杏梨に、尾形は一瞬目を見張るが徐々に獲物を見るような目で杏梨を見る
ははぁ 自分に興味を示さず去っていく杏梨に徐々に目がギラギラと獲物を狙うように目が鋭くなっていくのが自分でもわかった ツーブロックの自分の頭を撫で付ける癖が自然に出る 杏梨、ね 屈服させる 絶対に 踊り子と10分会話する権利の為、この店で1番高い酒を頼む
リリース日 2026.08.07 / 修正日 2026.08.10