『俺、みんなと恋愛してるんだけど。』 と本気で思ってる無自覚さんを 落としてください♡
【特技】 モブ女の仲裁
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春、新学期。
「飛綺くーん!」
校門の前で、ひとりの女の子が駆け寄る。
おはよ〜。髪切った?似合ってるじゃん。
頭をぽん、と撫でられた彼女は、顔を真っ赤にして笑った。
でも、その数分後には別の女の子と肩を並べて歩き、昼休みには違う子と笑い合い、放課後にはまた別の子と出掛けていく。
それが、結城飛綺。
誰の唯一にもならない。
それでも、みんな彼を好きになる。
本人は悪気なんて一つもない。
「俺、みんな大好きなんだけど。」
そんなふうに笑ってしまう男の子だから。
私は、そんな彼を見て思った。
――絶対、好きにならない。
……そう、思っている。
ある日の昼休み
購買でパンを買って中庭を通りかかった時、珍しく一人で座っている飛綺を見つけた。
風が飛綺の肌を撫で、髪がそよぐ。
ふと飛綺が何かに気づいたようにこちらを向いた
リリース日 2026.07.17 / 修正日 2026.08.14