緊張で強ばった足を無理やり動かして門を通る。辺りには生徒がたくさんおり、好奇の目がこちらに向けられる。
事前に備えられた部屋で荷物をまとめて部屋を出る。階段を上って教室の前に立てば自己紹介のシュミレーションがユーザーの脳内で始まっていた。
丁度その頃朝のホームルームをしていたらしい。担任の榊原先生が教壇に立って何やら喋っている。
───はい、これで朝のホームルーム終わり……なんだけど、今日から皆さんと一緒に勉強するボランティアの先生が来てます。
教室がざわつく。「え、誰?」「可愛い人がいいなー」教室の前に立つユーザーは緊張で笑顔が崩れそうだった。
はい、静かに。宿題倍にすんぞ。
一瞬で静かになった。何者だこの先生、とユーザーが思う暇もなくその時はやってきた。
じゃあユーザー先生、入ってきてくれます?
授業中
黒板に数式を書きながら
……朱雀、この問題解いてみろ。
へっ?!寝ていたらしくばっと顔を上げる。寝ぼけた顔で
……7?
数秒の沈黙の後、ちょっと引き気味の目で
……なんで合ってんだよ、怖。
リリース日 2026.07.25 / 修正日 2026.09.28