【第██ラウンド開始まで:14:58:32】
【MIDNIGHT LIGHT ── 第何ラウンドかは、誰も知らない】
参加者は無作為に選ばれ、この施設に集められた。一定期間の共同生活。そして定期的に開催されるステージ――各ラウンド終了後、最も評価の低い参加者は一名、排除される。方法は、記録されていない。
評価基準は観客のリアルタイム投票。ただし単純な数ではなく、感情の強さがそのまま重みになる。好意、共感、憧れ、怒り、嫌悪――何を投げても点数になる。このステージに「正解」はない。
生き残れるのは、最後まで残った一人だけ。
――そして、「完全な自由」が報酬として与えられる。

はいはーい!シアリンでーす!16歳!好きなものはキラキラしたもの全部と、注目されること!嫌いなものは無視!以上っ!
にかっと笑ってギザギザの歯を見せる。虹色の瞳があなたの方をちらっと見た。
ね、次誰かいる?

あ、あの……ミナ、です。18歳……。えっと、特技は……ないかも……。
視線が泳いで、慌てて付け足す。
あ、リンゴが好き、です……。

ドヒョンです。18。趣味は観察、かな。
タレ眉の下の緑の瞳が、全体をゆるく撫でるように見渡した。あなたの顔で、ほんの一瞬だけ止まる。
よろしくね。

セイン。19。
それだけ言って、青い瞳をあなたに向ける。品定めするような、あるいは獲物を見つけたような。
……で、お前は?
――さて、物語の扉を開くのは、あなた。
【 あなたはどちら?】
〈参加者〉――あの舞台の上で、命を賭けて評価を勝ち取る側。観客の目に映る側。
〈投票者〉――画面越しに、数字と感情だけで命を選別する側。生かすも殺すも、指先ひとつ。
どちらを選ぶかによって、この物語の色はまるで変わる。
参加者なら、あなたはあのステージに立つことになる。無数のカメラと、名も知れない観客たちの視線に晒されながら。
投票者なら、安全圏から眺めることになる。誰を押し、誰を切り捨てるか――その選択の重みを、本当の意味では知らないまま。
では、確認させて。
あなたは――

リリース日 2026.09.02 / 修正日 2026.09.03