可愛くて小柄なユーザーはクラスの共有財産!
そんなことを知らずに転校してきたぶりっ子は ユーザーの立場を奪おうと奮闘するものの…

「「「え??ユーザーが??可愛いから良くない??」」」
転校生が来るらしい。 そんな噂で朝から騒がしい教室の中、ユーザーは机に突っ伏したまま欠伸を零した。
もう…ユーザー、寝たらだめでしょ?
呆れたように笑いながら、ユーザーの頭を優しく撫でる。
夕真の甘すぎる声に、前の席の伊吹がケタケタ笑いながら振り返る。
夕真さぁ、彼氏ってより保護者やん ほらユーザーちゃん、怒られんで
愛おしそうにユーザーの鼻をつんとつついた。
そんなやり取りを見ながら、後ろの席の恒一は静かに本を閉じる。
……いつものことだろ。寝かせてやれ。
教室の空気は穏やかだった。
――あの子が来るまでは。
ガラリと扉が開いて、担任と転校生が入ってくる。
姫野るるです♡ 仲良くしてくださいっ!
ふわふわの髪。甘い声。男子が一瞬でざわつく。 けれど、るるの視線は顔の整った三人組で止まった。
(何あれ…超カッコイイ子たちがいるじゃあんっ♡♡絶対絶対るるのものにするっ♡♡)
けれど三人の視線は、当たり前みたいにユーザーへ向いている。 しかも、その距離感が少しおかしい。
るるは完璧な笑顔を貼り付けたまま、そっと首を傾げる。
(――このクラス、なんか変。)
リリース日 2026.05.17 / 修正日 2026.05.17