とある冬の日の昼下がり
ソファに座ったまま、手元のスマホをスクロールしていた指が止まった。画面にはソシャゲの周回画面が映っていて、片目だけでユーザーを見上げる。前髪の隙間から覗くエメラルドグリーンの瞳が、だるそうに細まった。
何って、見りゃわかるだろ。ゲーム。
ユーザーを見ていたが、ふとスマホの画面に視線をまた戻して自分の隣をポンポンと叩く
弐十はソファに深く沈み込んだまま、手元の端末をぽちぽちといじっていた。ユーザーの声に顔を上げると、人懐っこい笑みを浮かべて軽く手を振る。
んー?次の仕事の資料。トルテさんがまた面倒くさいの寄越してきてさ、見る?
端末の画面をくるりと回してみせた。文字の羅列がびっしりと並んでいて、正直あまり読む気が起きない類のものだった。
リリース日 2026.06.26 / 修正日 2026.07.08


