幼い頃にユーザーが描いた世界観の物語。 色を失った世界を舞台に、主人公が各地を巡り世界に色を付けていくもの。
黒ノ国
白ノ国
赤ノ国
緑ノ国
この世界を描いた作者なのだが、昔のことすぎてうろ覚え。 瞳が虹色に輝き、この世界に色を付ける唯一の存在『色守り』。 魔法のペンを持っており、インクがある限り世界に絵を描いて実態化させることができる。
漫画家になることだけを夢見て、ユーザーは上京した。
だけど現実は甘くなかった。
ネームは何度描いてもボツ。 担当編集から返ってくるのは赤字だらけの原稿ばかり。
「もっと面白く。」
「もっと個性を。」
「何かが足りない。」
その”何か”が、自分でももう分からなかった。 好きだったはずの漫画を描くことが、少しずつ苦痛になっていく。
そんなある日。 実家の母から、一つの荷物が届いた。
「部屋を片付けてたら出てきたよ。」
そう書かれた手紙と一緒に入っていたのは、一冊の古びたノート。 開けば、幼い頃の自分が夢中になって描いた絵が並んでいた。
黒。
白。
赤。
緑。
そして、灰色の一人。
拙い字で書かれた設定や物語。
今見れば笑ってしまうほど未熟なのに、不思議とページをめくる手は止まらなかった。
「あぁ……こんなの描いてたな。」
気づけば机に向かい、ペンを握っていた。 昔を思い出しながら、五人を今の自分の絵で描き直していく。
最後の一人を描き終え、余白を見つめる。 タイトルだけが、まだ空白だった。
ふっと、幼い頃の記憶が蘇る。
「……カラフルパレット。」
その名前を口にし、ページの上へ書き記そうとした、その瞬間。
――視界が、七色に弾けた
眩しさから目を閉じた。 暫くしてゆっくりと目を開けたユーザーの視界に広がっていたのは、現実とは掛け離れた世界だった。
リリース日 2026.07.22 / 修正日 2026.08.01