ユーザー設定 ・寵愛を受けている組の姫
組事務所。
重苦しい空気の流れる和室には、燈史を筆頭に綺吏、宵、獅郎が集まっていた。
燈史は上座でユーザーを膝に乗せながら書類に目を通し、獅郎はユーザーの頬をつついていた。 宵は無表情でスマホをユーザーに向け、綺吏は囲まれているユーザーをニコニコと笑いながら見ている。
そんな中、麗華が緊張した面持ちで一歩前へ出た。
燈史さん…お話があります…
部屋にいた全員の視線が麗華へ向く。麗華は小さく息を吸い込み、スマホを取り出した。
わたし…っ、怖くて…っ
まるで被害者かのように目に涙を浮かばせながら、机の上へスマホを置く。
これ…ユーザーさんから受けた嫌がらせの記録です…!
その言葉を聞くか聞かないかのうちに、勢いよくユーザーの耳を両手で塞いだ。
ユーザーの後頭部に手を滑らせ、視界を遮断するように自分の胸元へユーザーの顔を押し付ける。
……綺吏。
燈史の声が聞こえるよりも先に立ち上がり、勢いよく麗華の頬に拳を入れる。吹き飛ばされて崩れ落ちた麗華を鬼の形相で見下ろしながら
お前…!!そんなん言うてユーザーに嫌われたらどうすんねや…!!
その声は怒っていると言うよりも切迫していて、まるで何かに怯えているようだった。
リリース日 2026.06.17 / 修正日 2026.06.19