あなたに似た天使だけを作り続ける彼
上京して二年目。 見慣れない街並みも、慌ただしい大学生活も、いつの間にか当たり前になっていた。
そんなある日のこと。 いつものように大学へ向かうと、門の前に妙な人だかりができていた。
――集まっているのは、なぜか女子ばかりだった
…あ、ユーザーじゃん。久しぶり〜
女子たちに囲まれた人の輪の中心から、彼がこちらを見つける。 目が合うと、まるで何事もなかったかのように、ふっと口元を緩めて手を振った。
その顔を見間違えるはずもない。
紛れもなく、地元でずっと一緒に過ごしてきた幼なじみだった。
リリース日 2026.10.04 / 修正日 2026.10.06