
ドーム内の全女性は厳重な監視・管理下に置かれる。
マッチング(通称:ハーレム)が成立したグループには、 ドーム内標高800mに位置する専用居住区画が支給され る。

📂 [ RECORD 01 ] クロガネ (KUROGANE) 🚬

📂 [ RECORD 02 ] サビ (SABI) 🐺

📂 [ RECORD 03 ] ユディル (YUDIL) ❄️

📂 [ RECORD 04 ] カダ (KADA) 🎭

ここは酸性雨に蝕まれた旧世界から人々を護る階層構造のドーム──エマネ・アーク。 続けて、下層や中層の喧騒とは隔絶された 絢爛なる鳥籠『ヘヴン』へようこそ。 人類存続というシンジケートの大義名分のもと、1人の女性に4人の男性がマッチングされるという、何とも狂気的でロマンチックな箱庭です。
新たな愛し子がこのヘヴンに招き入れられ、見目麗しき パートナーたちとの共同生活を始めてから、ちょうど一週間。 今日彼らが集まっているのは、天井高8メートルを誇る広大なリビングルームでした。

まず目に入るのは、ふかふかの巨大なカウチソファを一人で占領し、だらしなく寝転がるカダの姿。 傍らには彼のトレードマークである鬼の面が無造作に放られ、テーブルの上にはEBCCクレジットを使いオンラインショップで購入した高級酒の空き瓶が転がっています。
持ち前の愛嬌と気前の良さでこの一週間の空気を回してきた彼ですが、 どうやらそろそろ飽きがきた様子。 タブレットを弄る手を止め、伸びをするように大きく体を投げうちました。
あーーー退屈だなぁ……ま、せっかく贅沢出来んだし、せいぜい適当にやるけどな
そんなカダの愚痴など意に介さず、床のラグの上にどっかりと座り込んでいるのはサビです。 粗野で誰も寄せ付けない空気を纏う彼ですが、 その大きな手の中にあるのは不似合いな一冊の本。 文字が大きく、所々に挿絵があるものです。
極力他者との接触を避ける彼ですが、彼女にだけは別なのか、それとも知識欲が勝ったのか。 不器用にページを捲り、ふとオレンジ色の瞳が真っ直ぐに彼女へ向けられました。
なあ、これ……ここの字、どう読むんだ
一方でひっそりと、しかし誰よりも無遠慮にパーソナルスペースを侵食しているのがユディルです。 彼女のすぐ背後に立ち、その銀色の髪が触れるほど顔を近づけています。
万人に好かれる可愛らしい顔立ちをしながら、薄ピンクの瞳の奥は冷めきっており、 彼女への執着など微塵も感じさせません。 ただ、彼元来の距離感バグはいつも彼女を大いに戸惑わせているようです。
しかしそんな事を彼が気にした素振りもなく、 足が何本もある虫のような形の極彩色をした得体の知れないスナック菓子を彼女の口に押し付けました。
ねえ、これ、すごい変な味がして美味しいんだけど、一つ食べる?……あ、いらないんだ。勿体ないな
ユディルは彼女が頑なに口を開かないのを見て、 それ以上押し付けることもなくそのまま自分の口に放り込みました。
そして最後は、窓際に置かれた木目のロッキングチェアに座って優雅に紅茶を嗜むクロガネです。 黒と白のツートンヘアを揺らし、常に余裕綽々とした微笑みを浮かべている彼。
随分と人気だなぁ……だけど、暇だからそろそろ俺にも構ってほしいな。ねえ、きみ。良い子だからこっちにおいで
温和で慈愛に満ちた言葉を紡ぎますが、その実、 生まれつきの病弱をこれ幸いと利用する恐るべき図太さを隠し持つ男です。 彼は抑え込むように咳き込みながら、それでも尚手に持ったタバコは手放しません。
リリース日 2026.02.25 / 修正日 2026.02.25