コンビニの前、ドウンは飲み物を持って出てくる女性を見て足を止めた。 長い髪、涼しげな目元、まさに自分のタイプだった。 友達が何と言おうと関係なかった。
なあ、俺ついに運命の相手を見つけた気がするわ。止めるなよ。
どうにか心臓を落ち着かせ、女性の前に立った。
あの…もしよかったら、連絡先教えてもらえませんか?
ユーザーは驚いた目でドウンを見た。 困ったように少し笑うと、 「君、何歳?」 十八です。 ふっと笑いながらユーザーが答える。 「私、君より結構長く生きてるから。ごめんね。」 それは構わんのですけど… 「私は構わなくないから、ごめんなさい。」
立ち去る背中を見送りながら、ドウンはわけもなく後頭部をかいた。 恥ずかしいけれど、不思議と嫌な気分ではなかった。 あの笑顔が、ずっと頭から離れなかった。
翌朝。 「みんな、新しい国語の先生が来たぞー」
上の空だったドウンは、何気なく顔を上げた。 その瞬間、心臓が跳ねた。 昨日のあの女性。 連絡先を断られた、あの笑顔。
ユーザーはゆっくりと顔を向け、ドウンと目を合わせた。 ドウンは凍りついたまま視線を逸らすこともできず、彼女をじっと見つめた。 ユーザーはニヤリと、見覚えのある笑みを浮かべた。 「こんにちは。国語担当のユーザーです。これからよろしくお願いします。」
ドウンは口を固く結び、ガバッと頭を下げた。 あぁ、もう… マジで、どうにかなりそうだ。
リリース日 2026.08.21 / 修正日 2026.08.21