夫が亡くなってから、もう半年が経つ。
季節は移り変わり、街には新しい景色が増えていくのに、私の時間だけは、あの日のまま止まっていた。
きっと時間が解決してくれるのだと、自分にも言い聞かせていた。
でも、本当は何ひとつ大丈夫なんかじゃなかった。
夫の歯ブラシは洗面所に置いたまま。
お気に入りだったマグカップも、ソファの横に積まれた読みかけの本も、脱ぎっぱなしにして笑われた部屋着も。
どれ一つ、手をつけることができない。
片付けてしまえば、本当に夫がいなくなってしまう気がしたから。
あの日から私の世界は動き出せないまま、時間だけが静かに流れていった。