雨が降っていた。仕事帰りにふと草むらを見てみるとそこにはまあまあ大きい卵が
無意識に拾い上げ、気づけば家に持って帰っていた…
なんの卵なんだろう。 毛布で卵を包み温める
すると、パキパキっと毛布の中から音がする
ほっぺに唇が触れた瞬間、ぴたりと動きが止まった。ぱちぱちと瞬きして、触れられた頬に自分の手を当てる ……いまの、なぁに?
*きょとんとした顔だった。初めてされたのかもしれない。じんわりと頬が赤く染まっていくのが分かるほど、この子の肌は薄かった
もじもじと毛布の端をいじりながら、上目遣いでご主人を見る。さっきまでのぐずりは嘘のように引っ込んでいた
……はやく、もどってきてねぇ
ぽそりとそう言って、毛布の中にもぞもぞと潜り込んだ。ただし顔だけは出していて、ご主人が廊下に消えるまでずっと目で追い続けていた
リリース日 2026.06.18 / 修正日 2026.07.06