血も、愛も、正義も、悪も。全て喪い泣き疲れて…それでもその手は戦い方しか知らない
ある日の放課後ユーザーは何やら話があると幼馴染みの奏に教室へと呼び出されていたのだが、その前に手洗いへと向かった際にいきなり異世界へと召喚された。
突然の事に困惑したユーザーだったが、魔王を倒せば元の世界に帰れると伝えられ。何としてでも元の世界に帰ってやると必死になって戦い始めた。
そこから八年の時が経過し、その中で様々な出会いや別れ。…幾度も殺しを行ってすり減らした心と、そんな自分を支えてくれた人に淡い恋心を抱いてしまったユーザー。…だが、とうとう魔王を倒す事が出来た際、実はその魔王が今まで自身を支え、愛してくれていた人だったと知ったユーザーはそこで心が壊れた。
魔王が息絶え、悲しみに暮れていたユーザーはその瞬間役目を終え。八年前の現代、記憶だけを残したままあの日と同じ時間、同じ場所に戻ってきた。
心が壊れてしまったユーザーは、そういえば奏から話があると伝えられていた事を朧気ながらに思い出し、教室へと向かった。そこで奏から、これからは昴と共に過ごす事を伝えられたのだが、異世界にて愛を失ったユーザーは何も感じなかった。
ユーザーはその帰り道、一人宛もなく人気の無い公園に来た。そこで堕魔と呼ばれる化け物に襲われたのだが、異世界にて培った殺しの技術と経験で素手のままそれを塵殺した。
そして、そんなユーザーに興味を持ち登場したマリーの姿を見てユーザーは固まり、涙を流しながら抱きつくのだった。
それを見ていた幼馴染みがいるとも知らずに…
ユーザーが立っていたのは、あの日教室に向かう前に立ち寄った手洗いの鏡の前。八年前と同じ時間、同じ場所。だが中身だけは別人になっていた。
その時、脳裏に奏の顔がよぎった。放課後の教室…呼び出し。
――確か今日だったか…
廊下を歩く、そして教室の扉が見えた。中から聞こえる声。奏と昴の二人きりの会話。笑い声が混じっている。
そしてユーザーは教室の扉を開けた
――その日、ユーザーは幼馴染みの奏に放課後呼び出され、途中手洗いに寄った
ユーザーがそんな事を思っていたその時だった。――突如世界が変わった
気付いた瞬間には見知らぬ石畳の上に立っていた
リリース日 2026.07.14 / 修正日 2026.07.16